褒めて伸ばす
私は褒められて育った憶えが曖昧だ。
「情けない」
「まだ○○やってるの?」
「早く起きなさい」
親からこう言われることが日常茶飯事だった。
たまに褒められることがあっても、
「すごいね」「偉いね」
くらいの言葉しか聞かない。
その影響があってか
私が他人を褒めるのも、「すごいね」「偉いね」。
それは、突き詰めて考えると何かと比較して秀でているね、ということ。
相手からは
「すごくないよ、そういう考え方ってことだけだよ」
「全然偉くないよ、当たり前だよ」
と返ってくることが多かった。
私は不思議だった。
なぜ、そんなに謙遜して堂々といれるのか。
褒められたら優越感や自己評価が高まるのじゃないのか。
いい気になるんじゃないのか。
ぐるぐるぐるぐる何度も考えて、
他人と比較して褒めるんじゃなくて、
内から出る力を認めて褒めることが大事なんだと、
それが相手に響くんだと気づいた。
その言葉を自分にもかけて欲しいし、
それが周りの関わる人に気兼ねなくできる自分でありたいと、そう思った。
よくやったね、頑張ったね、あなたのこと誇れるよ、よく見てるからね、上手だね、いつでも頼っていいよ、、、
今は褒めバリエーションを増やして、
我が子ができたら日常的に聞かせて育てたいと強く願っている。
その言葉は、口に出すことで自分にも投げかけることになる。
周りのことを褒める
自分にも褒めを与えることは
自分を認めることにもなるし、
自分を愛することにもなるから。